2008年4月29日火曜日

ひどいソフトウェア~C4380




先日、プリンタを買い換えた。
それまでは、EPSONのプリンタ一筋だったのだが、日本の大手プリンタメーカーの製品ではネットワーク対応しているものがフラッグシップモデルしかなく、そうしたモデルは自分が使わない機能が満載されていてしかも価格も最高ランクである。

HPからはそうした考え方が無いようで、1万円台半ばの複合機モデルで無線LAN搭載の直販モデルが存在する。それが、C4380である。
(他にもC6280という1万円台後半で有線LAN接続を持つ店頭販売モデルもある。)

直販なのだが、Amazon.co.jpで少々安い価格で販売していたので、早速Webから注文。
数日してC4380が宅配便で届いた。それほど箱は大きくなく、複合機の割にはコンパクトである。
こうしたものがWeb+宅配便で気軽に購入できるのは、ありがたい。

梱包を解くと、見た目の本体はも思ったよりコンパクトで、光沢のあるホワイトボディは見た目には、店頭でEPSONやCANONの製品よりもスマートな印象が強い。個人的には、外観に好感が持てる。


実際にハマッたのはその後。
まず、無線LANのセットアップがうまくいかない。プリンタ本体は有線LANインターフェースを持たないため、一旦プリンタのセットアップ中にUSBケーブルを接続する必要があるのは止むを得ないとしても、セットアップ中に何度もうまくいかず、「Windowsロゴテストに合格していません」の表示となる。
やむなくサポートに連絡し、完全にアンインストール&再インストールを試み、何とかソフトウェアのセットアップを完了した。この点については、最初からうまくインストールができるPCもあったことから、PC側の環境依存?と考えられなくも無いが、インストールプロセスに異常に時間がかかるなぁ、と思った。(この点は、某比較サイトのユーザレビューなどでこき下ろされている、事は知っていたものの、何とかなるだろう、と機能対価格を優先した。)

とりあえず、印刷やスキャンができることを確認し、ホッと一息。

しかし、さらにハマッたのはその後。
数日して、
①HPのドライバをインストールしたPCが正常にシャットダウンや終了出来ないことに気づく。PCの終了(再起動)時に、Device IO Notification Windowが表示されて、、正常に終了出来ない。
②また、PC起動時からCPU使用率が100%に張り付く。(100%のままとなり、そのためにPCが全体的にスローダウンする。タスクマネージャのプロセスからCPU占有率が高いのはSVCHOSTであることがわかる。
が、わかった。下記は②の参考情報。
http://zairon.wordpress.com/2008/01/22/hp-printer-and-cpu-at-100/

①、②でPCの動作までおかしくなったので、再度HPのサポートに問い合わせたところ、かいつまんで説明すると、HP Network Device Supportというサービスがネットワーク上のプリンタデバイスを検索するサービスが原因のようで、プリンタのIPアドレスを固定した上で当該のサービスを無効化するよう、説明される。
自宅のPCで試すと、②は解消するが、①は解消しない。
それだけが原因ではないようだが、どうもシステムトレイ上のHPのアイコンも動きが怪しい・・・。

CD-ROMからはプリンタ関連のあらゆるソフトウェアをまとめてインストールしているようだが、どうもHPのソフトウェアは怪しい・・・・。

返品も検討したが、最後にプリンタドライバ最小インストールを試す。
再度PC上のすべてのHPアプリケーションやドライバを一旦アンインストールした(レジストリやその他の後ファイル類も削除する必要がある。)

HPサイトからダウンロードしたプリンタドライバで再度インストールを試みた。
現在の所、CPU使用率や終了時のアプリケーションの応答しない現象は再発していない。

いずれにしても、このようなSWではいくらHWがよくても、台無しである。
個人的には、素人にはHPのプリンタはおすすめできない。