2012年1月31日火曜日

LinuxのLive CDはどれがいいのか?

先日、自宅内のLinuxのNASのシステムが起動しなくなってしまった。

幸いにして、そのNASからUSBで外部接続していたHDDは読み込めたのだが、一部のデータがシステム領域と同じHDDに配置してしまっていた為、それらの一部データをレスキューする必要が生じていた。

パーティションを分割していたことから、おそらくデータを格納したパーティションは救えるのではないかと推測したのだが、Windowsからはフォーマットが異なるので、そのままではマウントできないため、Linuxからデータを何らかの方法でコピーする必要がある。

ここはLiveCD。LinuxをHDDにインストールしちゃうと、通常使用しているWindowsの環境への影響が避けられないので、ここはLiveLinuxの力を借りるのが定石だ。

とりあえず、まずはUbuntuをCDに焼いてみる。
起動はするものの、新しいノートやデスクトップ機ではディスプレイ設定がうまくいかず、フラストレーションが溜まる動作・映り栄え。

次に、Knoppixを焼く。
焼いてはみたもののこちらは、使用中に時折CPUが高負荷状態となり、CDからの読み込みの遅さと相まって使うに耐えない。
やはり、CDメディアからの起動では、最近のUbuntuやKnoppixは肥大化しすぎて重過ぎることが分かった。
ということで、もっと小さいフットプリントのLinuxをUSBメモリに焼いてUSBブートすることとしたところ、いい感じでNASのHDD内のデータを参照することが出来た。
あとは、Windows側にFTPサーバを設定して、FTPでそのHDD内のデータをWindowsPCに転送することができた。
(最初、BusyBoxに通常のFTPが入っているものだ、と思ってて、gFTPの存在に気づかなかった・・・。)

あとは、玄箱の復旧だが、転用しようとした別のベアドライブが、玄箱の標準ファームを焼こうとすると怒られるんだが、これってエラーセクタがあるからか・・?
なんとか、EMモードからうまい事、debianを焼きこみたいな。

その、続きはまた今度。

2012年1月19日木曜日

CM7をOptimus Chatにセットアップ

Androidのカスタムロムの一つである、Cyanogenmod7(CM7)をOptimus Chatに入れてみました!
体感的に、froyoよりgingerbreadの方がサクサクで、OCすることで更にサクサク度が増す感覚!
作業時間は約2.5時間ですが、そのうち1時間くらいはダウンロードサイトからの帯域制限で待たされる時間。
なので、事前にROMイメージやFIX、ツールなどはダウンロード・準備してから臨むとよいでしょう。

以下、自分用メモです。

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『Cyanogenmod7 導入の概要』
L-04Cは、Android 2.2(Froyo)です。
これを今回、カスタムROMであるCM7へと、ROMの焼き変えをすることでAndroid2.3.7(GingerBread)の最新版に!

1.root化とテザリング
(参考サイト)
http://oresamaserver.dip.jp/blog/?p=2202

※ Super One Clickは、PC上のウイルス対策ソフトに引っかかるので、ウイルス対策ソフトは事前にアンインストール。
※ LGのサイトから、USBドライバを導入しておく。(下記URL)
http://www.lg.com/jp/mobile-phones/download-page/L-04C/product-info-driver.jsp

まず、Super One Click をPCに導入する。(実質的に回答した後、exeをクリックするだけ。)
その確認に、標準機能であるテザリングが設定出来ることを確認しよう。

2. 続いてカスタムROMの導入法
(参考サイト)
http://oresamaserver.dip.jp/blog/?p=2349

まず、バックアップやリカバリ、インストールを行ってくれる便利なツール:CWMRecoveryを導入します。
これも、PC上から.batを実行するだけ。

続いて、一旦L-04Cの電源を落とし、ホームボタン+音量↓ボタン+終話ボタンを同時押しして、CMW Recoveryを起動する。
その後、まずは標準ROMをバックアップしておく。(これ重要)

次に、カスタムROMを導入する。続いて、fixを導入、最後に、GoogleAppsを導入する。
終わったら、CMWRecovery上から、Rebootを行うと、再起動してCM7が上がってくるはず。

3. 設定について
VMヒープサイズは24M以上にしておきましょう。

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私の場合は、起動直後はAndroidマーケットアプリが不安定でしたが、その後自然と安定しました。

Cyanogenmod 万歳!

【イイネ!】
・既にアップデートが放置されたL-04Cが最新のGingerBreadに対応する!
・OC出来たり、Tethering対応で、二度と標準ROMには戻れない(良い意味で)。
・FlashPlayerもインストールできる(らしい)

【イマイチ】
・縦画面時のソフトウェアキーボードがフリックに対応していない(ATOKで改善するか?)

2012年1月18日水曜日

品川区のまもるっちについて考える

現在は、ソフトバンク網を利用した3G機になっているのですが、どうやら今度の4月からはKDDIに変更になる模様です。

我が家の小学生の子供のまもるっちは、ソフトバンクで2Gの時から現在の3Gまで、オプションとして980円の有料契約を別途して今に至っています。

先日、直接ソフトバンクからこの3月末で有料契約が自動的に終了する旨のお知らせが送付されました。
それによれば、サービス終了に伴い、という事なので有料契約が終了するんじゃなくて、みまもりサービス自体が終了する、との通知です。

別途、アナウンスが学校(区)からもあるようなので、現状では推測を織り交ぜていますが、次期まもるっちはKDDIのmamorino2をベースにしたものになるみたいですね。(情報未確認)

「ベースに」といっても、わざわざ品川区の児童見守りサービスのためにハードやソフトを大幅に変更するとは考えづらいので、現仕様を踏襲したものと考えるのが自然でしょう。

そうだとすると、限定あて先通話とメールくらいが使える(Ezwebは無し)仕様なんじゃないかと。

また、基本的な部分は品川区が区の負担でサービス提供しつつ、個別に通話やメールサービスを希望する時は個別に有料契約するという部分は、変わらないのではないかと推察します。

個人的には、auの家族割 + 誰でも割を併用していてしかもauひかりの固定回線契約も持っているので、自宅と家族の携帯電話間も無料になっている現状なので、ここにまもるっちの契約も入ってくれると良いんだけどなー、と勝手な期待をしています。
ここ数日のKDDIからのアナウンスでは、auスマートバリューという固定+携帯でFMCをコスト面からも実現するプランも発表されていますしね。

ま、でも基本的に現在の自宅の固定+携帯電話契約に合算できるわけじゃないから、家族割 + 誰でも割にまで組み入れることは出来ないでしょうね・・・。

せめて、自宅電話からmamorino2への通話料だけはKDDIへの携帯電話料金無料に絡めた無料化は実施して欲しいものですね。

でないと、この配布されるmamorino2とは別にKDDIと契約した方が安くなったりしちゃうもんな・・・。

2012年1月10日火曜日

2011年を振り返える

新たな年、2012年がスタートしてもう一週間以上が経ってしまった。

2011年はITの世界ではスマートフォンが席巻した形だが、いうなればPCが築いたソフトウェアプラットフォームをモバイルに持ち出すことでこの時代にスマートフォンはロケットスタートを切れたと言えるのではないだろうか?

既に昔からPDAとか電子手帳と言ったスマートフォンに似た形態は出現していたのだが、そこに足りなかったのは、クラウドに代表されるような巨大コンピュータファームの出現や、ユビキタスデバイスにも領域が広がったLinux環境の存在、と言った事が2010年頃から次々と花開く形で目に見える成果となって現れてきたといえるだろう。

また、もともとの携帯電話の世界はWebの仕様もアプリケーション開発の仕様も、キャリアが決めた独立独歩の世界だったものを、iPhoneがそれ自身の完成度の高い魅力により、Webの世界に引き寄せたことが、スマートフォンの世界を開くきっかけとなったとも言える。

同時に、各通信キャリアは3Gネットワークの逼迫に晒される形となったが、モバイル環境もインターネットとイコールな関係になった代償としては、やむをえないだろう。ここは無線通信の進歩が帯域を補ってくれる部分もあろうし、各個人、デバイス毎の使い方が異なれば、あらゆる機器に広帯域なワイヤレス接続が必携ではないと考えられる。
(つまり、遅くても常時接続であればよい、という個人やデバイスも多いはずである。)

また、キャリア各社が3G帯域逼迫を理由(旗印?)にして、公衆無線LAN接続環境の充実に奔走し、形が見えてきたのも2011年であった。

しかしながら、ソフトバンクやauの公衆無線LANのように、一時的に1.5GHの3Gや、2.5GHzのWiMaxをWiFiにコンバージョンして提供しているだけ、というものもあり、公衆無線LANエリアの充足を急ぐあまり、本当の意味でもデータトラフィックのオフロードが実現できているとは言いがたいようにも思う。

また、繁華街などでは無線LANのシグナル自体が輻輳しており、満足にオフロードできているようにも思えない為、逼迫対策としての無線LAN環境整備は、ポーズではなく実質的な代替手段になりうる対策を講じて欲しいものだ。