2003年10月5日日曜日

【昔の日記再投稿】ケータイのメモリーって打ちにくい・・・(前編)

 ケータイは本当にわれわれの生活の隅々まで浸透して、外で電話をかけることのほとんどやそとからちょっとしたジョウホウ(=いわゆるニュースや天気予報など)といったWebアクセスまでこなせるほど、ツカエルツールになっている。

 私などは電話代がモッタイナイ、モッタイナイというほうなので、なるべく公衆電話を探す方なのだが、車や電車の中ではそれが存在しないし、そもそも駅前のごく限られた場所にしか公衆電話がない。90年代初頭のテレホンカードが出たてのころは、いたるところに公衆電話があって便利だったが、携帯電話の台頭で公衆電話が現実以上に減っているような実感がある。

 しかも、最近はあったとしてもIC電話だったりして、手元にいっぱいあるフツウのテレホンカードが使用できる緑電話があまりなくて、結局並んでかけたりする。いくら電話代を気にするといっても、電話をかけるのは今伝えたいから使うわけで携帯電話を持っているのにわざわざ並ぶことはない・・・。

 携帯電話は大変便利な代物で、今までは手帳+テレホンカード=相手にかけられる、だったのがメモリーに簡単に相手の電話番号を登録できるようになったものだから、相手の電話番号を覚えたり、何かに書き付けておく必要がなくなってきた。しかも、最近の技術の進歩で携帯電話に保存できる内容はなにも電話の番号だけじゃなくて、さまざまなスケジュールデータやメモ情報、住所なんかの文字情報も保存できるようになっている。

 しかしだ、あのケータイのインターフェースじゃそもそも電話番号を入れるのは無謀に近い。電車内でケータイのテンキー(?)を猛烈な速さで打ち込む若い女性を見かけるが、なにかあの指の動きを見ていると「背筋が寒くなるような不気味さ」を感じてしまうのは、別に指の動きが怪しいからとか、血眼になっているからというわけではなく、人間が入力するインターフェースとしては向いていないのに、無理して”高速入力”しているから、ソウ思うのだと考えるようになった。事実、われわれはキーボードで高速に入力を行っている人を見ても、「ああ、猛烈に仕事してんだな。」と思うだけだ。

 やはり、ケータイは電話をモバイルで受ける(当たり前だが)には、向いているがPDAとして、入力するWeb端末として考えたときにはいまいちな面が多いと思う。

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