2010年2月18日木曜日

ウィルコムが会社更生法適用

日本のPHSは大丈夫か?

本日、ウィルコムが東京地裁に更生法適用申請をする、ということです。


私も1995年ごろから2年ほどは、当時のDDIポケットのPHSを使っていたことがあります。
昔のPHS機は、電話機能しかなかったものの、その当時でも十分に軽くまた小さくて、感動したのを覚えています。電池も良く持ちましたしね。
仕事の関係で海外在住の後に帰国した後は、携帯電話にしてしまったのでその後PHSは使用しなくなりましたが、最初に持ったモバイル(とは、当時は言いませんでしたけど。)機だったので、思い出深いです。

PHSは簡易型携帯電話などといわれますけど、広義の携帯電話として他のキャリアとの厳しい競争にされていたのでしょうが、料金の低廉化や通信速度の高速化で一定の足場を築けなかったことが敗因と思います。

今後は新しい通信規格のXGPを切り離してソフトバンクが出資、現PHSはファンド出資と会社を分けて再出発するようですが、前者はWiMaxともろに競合するところなので、厳しいでしょうね。
XGPの現状ではそんなにうまく行かない気がしますが、孫さんは2.5GHzが欲しかったんでしょうね。
ソフトバンクモバイルとしてどういう青写真を描いているのか興味はありますけど。

また、現サービスであるPHSも組み込み用途や産業機器通信、車載機通信などの分野を開拓し、思い切った安い料金でサービスを提供しないと、高速化では対抗できないPHSに勝ち目はないでしょう。
PHSは通信速度は低速でも3GやLTEでは出来ない廉価サービスを提供できる、というニッチを狙うしかない気もします。(ホンダが、カーナビのデータ通信機能をウィルコムのサービスを使って無料で提供する、というニュースが報道されていましたが。)

いずれにせよ、PHSのサービスをどう残していくのか?もしくは、3Gに現PHSユーザを巻き取ってしまうのか?など、現段階では予断を許しません。


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