1998年4月8日水曜日

【昔の日記再投稿】(HongKong)香港歩き回り1

 行きの香港までの飛行機はキャセイパシフィック航空のCX110便である。これがシドニー発、朝7:45である。庶民の私は国際便だったらやっぱり2時間くらい前には行っていないとまずいよなと常々思っているので、朝は5時に目覚ましをセットして起きる。もちろん2つ目の目覚ましをセットすることも忘れない。しかし、当日の夜中の3時に香港で落ち合う予定のNから電話で起こされる。「一応合う前の最後の電話だしね。」「うん・・・確かにそうだけど。どうせしてくれるんならモーニングコールにしてよ」半端な時間に電話してくれるのがやつのいいところなのです。

 何とか、遠足に行く朝のうきうき感だけが眠気を打ち消して5時に起きる。当然3時から1時間近く電話で話したので眠い。タクシーを呼んで空港に向かうが、まだこの時間だと道路もガラガラであっという間に到着してしまう。

 事前にお土産を買う時間が無くて、空港内の土産屋で数点チョコレートとか全く喜ばれないであろうもの(まぁお決まりのやつですね。)を購入する。レジのお姉ちゃんに値引きになっているでしょ?って教えてもなぜかレジに打ち込めず、四苦八苦している。まだ朝が早いせいか、助けを呼ぶにも他のスタッフも居ない様だ。結局、諦める。しきりに謝る店員。

 そんな事をしていたら、中途半端な時間が残ってしまい、いつものマクドナルドで朝食を取ろうにも、イミグレで時間がかからないかどうか不安だったので、とりあえず中に入ってからにすることに。

 イミグレーションでは、出国カードとパスポートを見比べて「おまえはレジデントじゃない」と言われ、書き直すはめに。ビザのせいである。一応ビジネスビザの種類だからレジデントな様な気がするが、旅行者と同じ一時滞在者なのだ。一緒にして欲しくないけど。一時滞在者として書き込むべき出国カードの項目は「一時滞在者の出国」で「一時的な出国」ではないので帰ってきたら、「もう、一回出国したら駄目だよぉーん」とか言われないかなぁと心配になる。>結局何とも無くオーストラリアに再入国できるんだけどね。

 ちょっとした不安も持ちつつ、ゲート付近に向かうが当ては外れてカフェのような物はまだ閉まっており(あたり前か、まだ

7時前だし)機内食まで朝食はお預けになってしまう。

 機内には新しい機種のせいか、全ての席に液晶モニターが付いていた。それにアメニティグッズが備えてあって結構キャセイはいいかもしれない。お腹が空いていたせいかうまくない機内食を平らげてしまう。

 ジャッキーの"サンダーボルト"と"ホームアローン3"を見た。結構昼間のフライトでは眠くならないので、この手の映画を見てしまうことが多い。香港までの8時間半のフライトは、まぁまぁ快適に終わる。着陸も左側の席だったせいか、恐くなかった。

 イミグレーションは、あっけなく終わるが荷物が全く出てこなくて20~30分待った。その後香港のJALカーゴで研修中で、前半は宿の提供者でもあるT氏と合う。翌日の空港見学のためのパーミットを取得して、町に出て両替をする。そう俺はオーストラリア$しか持っていないのであった。外に出ると、湿気が多く、そして人の雑踏。なんだか日本に帰ってきたような懐かしさを感じる。やっぱりアジアはいい。近くの銀行で何とか英語を駆使して、交換に成功。しかしやっぱり広東語の世界である。うまく通じないが、自信で押し切った格好。

 その後、空港に戻り屋上から間近に着陸する飛行機を見て、そのあとまだ仕事が残っているTが一旦オフィスに戻ったので(もちろん空港内なのですぐである)、俺は再び町に出た。あちこち歩き回って、九龍城の跡地を見たりして時間を潰した後、再びTと落ち合い空港近くのDiamond Hillで現地人(!)が行くような汚い食堂で四川料理を食した。

 かなり辛い。俺はシドニーに来てかなり辛い料理には慣れたのだが、四川料理は全ての料理が馬鹿みたいに辛い。が、うまい。そして、辛い料理は食欲を増進するので止まらない。最初の料理からして中華の偉大さを目の当たりにした。

 バスでTの自宅に向かう。こちらではほとんど全てのバスが、2階建てであり、運転が乱暴でたまに事故を起こすせいか地元民は2階席の先頭には座りたがらないらしいが、こちらは真っ先に座って楽しむ。運賃は大体出しても4,5HK$で100円に満たないことが多い。地下鉄よりも安いのだが、複雑怪奇な路線網のためなかなか最初の人には乗りにくい。しかしこの旅行ではTがいたせいかバスに乗りまくることになる。

 家に戻る前に、ジャスコで買い物をする。全く日本のスーパーであり、日本食、日本のお惣菜も豊富に手に入り、羨ましい限りだ。その夜、VCDを見て寝る。

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