1998年4月9日木曜日

【昔の日記再投稿】(HongKong)香港歩き回り2

 翌2日目。今日は午前中に港湾見学、午後に空港見学である、研修の一環で来ているという名目上やむをえない。

 Tの友人のY氏とNYK香港のI氏の4人でまずは葵涌(Kwai Chung)にあるMTL(現代貨箱碼頭有限公司)を見る。ちょうど1週間前には、シドニーの南にあるボタニー湾のCTALを見学していたので比較するにはちょうどいいタイミングであった。

 ターミナルはやはり香港のせいか、ぎゅっと狭く、オーストラリアのような広大さはない。しかし設備は大変新しく、RTGというクレーンによるオペレーションをしており、マネージするシステムもやはりマックのようである。どうしてマックなのか聞いたところ汎用の港湾オペレーション用のソフトらしい。どうりで、CTAL、PATLCでも見られたわけだ。

 昼前にMTLを出て新空港のロケーションを見に車を走らせた。今の啓徳機塲は7月まででその後は新空港に移転するのだ。啓徳空港は結構古くて、着いた時もタラップから下りて延々バスに乗らされた。搭乗口が少ないのである。それに滑走路も一本しかない上、山に近いとあって着陸の難所でもあるのだ。

 それで、新空港は香港の中心部から離れた大嶼島に移る。もう既に高速道路及びアクセスするための鉄道も敷設されていたが、空港はまだまだ建設途上であるようだ。中には入れないのでロケーションのみを確認して戻る。

 昼は啓徳空港の近くのインド料理を食べる。ナンが結構美味しかった。飲茶を食べたかったのだが、こちらに住んでいる人にしてみたらインド料理の方が珍しいのだろう。

 その後、空港へ。ちょうどJALの貨物専用機(Freighter)が来ているそうでさっそく見学させてもらう。やはり前頭部分を前に跳ね上げてローディングする様は壮観である。内部は結構広くて、かなりの荷物が入る感じだ。

 そのあと、付随するHACTLのオペレーションを見せてもらい、一日の見学ツアーは終了。Tのオフィスも見せてもらい彼の上司にも会った。やはり職場の雰囲気がなんとなくJRに似ているのは、輸送屋さんであるという事と元親方日の丸であるということか。

 そのあと、電脳街巡りをして俺はSCSI+ModemのコンボカードとVCDソフトを買った。ほとんどのVCDソフトは海賊版のコピー製品であるようだが、堂々とお店で売っている。ほとんどが日本のドラマとかバラエティー番組で、ここはどこなんだ?と疑問を感じるほど日本の音楽やテレビ番組が溢れている。

 夕食は、銅鑼湾のスーパーの地下で食事。

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